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2016.12.2020:01

2016年東本願寺煤払い12月20日

12月20日火曜日。本日20日は伝統の本願寺「煤払い」の日。天気はあいにくの曇り。
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過去何度か参加した事があり、経験上東本願寺は11時過ぎまで掛かる筈。ちょうど大掃除真っ最中に違いないと駆け付けたのは10時35分。

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あれっ?もう終わってる。この叩き棒を両手に持ち横一列で畳をパタパタ叩きながら進む。1年分の誇りは凄まじいものがあり、叩いても叩いても力いっぱい叩いてもどんどん埃が出てくる。御影堂千畳敷、体力の限界まで叩く。マジ両手がしびれる。


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大団扇。両手を広げる大きさです。先ほどの叩き棒で畳を叩くと凄まじい埃(マジサンマ焼く状態)。後ろから力いっぱい扇ぎ埃を外へ外へと追い出す。一時期工事現場で見かける業務用の大きな扇風機、あれを10台位並べ埃を追い出そうと試みた年がありましたが、イメージと全く逆で埃を吸い込んではまき散らすだけ。お堂の中は埃が舞い上がっててんてこ舞いでした。結局長い伝統のこの大団扇人海戦術が一番効果あり悟る。この団扇は爺さん婆さんの役目ですが、大き過ぎ、何回も何回も扇ぐので倒れそうになる。それでもみんなが必死で叩くもんで負けてなるかと根性で付いてくる。

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これも爺さん婆さんの役目。叩きが終わると今度は雑巾がけ。半端な広さじゃない。みな倒れそうになりながらも気力で頑張る。日頃運動しないのでマジぶっ倒れそうになる。・・今年は10数年という長い歳月をかけ阿弥陀・御影両お堂修復完成落慶の年ですが、前のお堂は矢張りさすがに微妙に傾いていて大掃除で外した障子を終わって元に戻す時上手くハマらない。数が膨大でイロハ(イの1イの2イの3イの・ロの1・)・の番号を記すも順番通りやってもなぜか上手く入らない。みなで悩み不思議がり最後は無理やり!・・・終わった後の爽快感は登山者が頂上へ達した気分。

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小雨ぱらつく冬の境内

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一般門徒は外、内陣は僧侶が掃除。すべてが終わり参加者全員阿弥陀堂へ。

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間もなく門主が現れ阿弥陀仏の煤払い(大掃除の為囲い形だけ)

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続いて御影堂へ移動。同じく親鸞像の煤払い。これで伝統の煤払い終了。

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最後音楽に合わせ和讃の合唱で手を合わす。

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11時16分西本願寺へ。こちら本家の煤払いは早い速いはや過ぎる。朝5時から始める。ある年は更に早かった。寺の開門と同時に始めるのがお西さんの伝統。そして7時には終わる。元は東西とも同じ時間帯に始めていたはずですが余りに早すぎると言う事でお東さんは9時からのスタートと決めた。それでも朝5時には寺の鐘は駅前に鳴り響く。
この煤払いが終わるといよいよに年の瀬を迎える。光陰矢の如く過ぎ去ったこの1年、良きにせよ悪しきにせよすべては過去の記憶となり消え失せる。後ろを振り返っては駄目だ。常に前を向き新年を迎えたいものだ。
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