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2013.12.2222:27

◎ゴンドラの唄・島倉千代子◎

     いのちみじかし 恋せよおとめ
     あかきくちびる あせぬまに
     熱き血潮の 冷えぬまに
     あすの月日の ないものを



     いのちみじかし 恋せよおとめ
     いざ手をとりて かの舟に
     いざ燃ゆるほほを 君がほほに
     ここには誰も 来ぬものを



     いのちみじかし 恋せよおとめ
     波にただよう 舟のように
     君が柔手(やわて)をわが肩に
     ここには人目の ないものを
     

     

     いのちみじかし 恋せよおとめ
     黒髪のいろ あせぬまに
     心のほのお 消えぬ間に
     きょうはふたたび 来ぬものを

        th[3]
吉井勇。薩摩藩士だった爺様が鳥羽伏見の戦いで相当な働きをし伯爵と言う破格の位を授与され以来伯爵家として名声を得る。作曲は大作家・中山晋平で即興で頭に浮かんだメロディーと言うからやはり天才肌ですね。1915年の作品と言うから吉井30歳の時の秀作。

13122212.jpg
今日通り掛かりに撮ったものです。祇園白川真ん中にぽつんと立つ吉井の石碑。かにかくに・・、ここらは戦前まで、大きなお茶屋があり(戦前までは今の祇園新橋のようにお茶屋・置屋が並んでいたと言う事です)、大友(だいとも)と言って、かなり有名で、そこの女将・多佳さんがやり手の売れっ子のバリバリの現役の芸妓で古今東西並び称されるものはなしのベッピンさん。この茶屋に日本中の文豪・詩人が押し掛けるように入りびたり、その中の一人が吉井でした。この並びは1945年に強制疎開ですべて取り壊され、今の通りができる。お多佳さんはそれを悲しむように二か月後に亡くなってしまい、それを偲んで1955年に吉井の歌碑が建てられたと言う事です。この石碑、色々調べたら、堂本印象が設計、鞍馬の天然石を使用とありました。凄いと言うか呆気にとられる!・・なお11月のかにかくに祭で祇園甲部の舞妓芸妓が菊の花を献じるのは、吉井が死んだ時馴染みの芸妓が「なんで菊の花になっておしまいやしたんや」と嘆いたのが発端の様です。

13122214.jpg
同じく本日、ついでに再び御池大橋西詰にある漱石の石碑も写してみました。この駒札にも、漱石が大友の女将と交友があったことが記されています。漱石1867年生まれ、吉井1886年生まれですからかなり年齢が開いており、吉井が師事していたのは明白でしょう。当時の大正ロマン黎明期、耽美派が主流となり近代文学近代音楽近代短歌へと突き進んだ時代です。その大きな渦の真っただ中で吉井は活躍し、そして永遠とも言える名曲「ゴンドラの唄」が誕生。

ゴンドラの唄
www.youtube.com/watch?v=Mz2_EUd61gw
昨夜ユーチューブであれこれの歌手のこの曲聞いてみましたが、どうにも島倉千代子さんが歌う奴が気にかかり、もう一回聞いてみよう、終わるとあれ?もう一回、・・気が付けばもはや深夜2時、10回以上聞き惚れてしまった。上手いのはどの歌手も同じですが、なぜかお千代さんの歌う「ゴンドラの唄」は僕の涙腺をストレートに直撃し、ああ可哀想にああなんてことだ・・、そんなおぼろな幻想の中でその声は切なくも甘く流れる。
島倉千代子さんはつい最近お亡くなりになってしまいました。お悔やみを申し上げたいと思います。我が家のじい様の代からのファン。僕も最近島倉千代子さんの歌が好きになり暇を見てはユーチューブで検索。いい歌ばかり。・・昔の歌、歌詞がいじらしくていですね。ああいう言う時代の方が幸せだった様な気がします。
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